2007年1月20日土曜日

病腎移植後の生存:5年で70%

きょうの産経新聞の第一面に次のような記事が掲載されていた。

病腎移植36例 生存率5年70%  広島大教授調査「検討に値する」

愛媛県の病院で病腎移植が行われたことが昨年暮れに日本中を騒がした。この移植を担当した医師はマスコミから厳しく糾弾された。私はニュースやワイドショーなどでの報道にはほとんど耳を傾けなかったので、この当時、この医師のどのような行為が批判されていたのかはわからない。ただ、長年、臨床に携わってきた一人の医師の勘として、私は病腎移植という治療のオプションも医療現場ではありうるのではないかと感じていた。

きょうの産経新聞の記事は、この私の考えを裏付けるものであった。インフォームドコンセントは必須である。しかしこの点にさえ問題がなければ、単なるモラルの問題としてこの移植を担当した医師を批判するのは誤っているであろう。

臓器移植を受けるために海外に出て行く患者が後を絶たない。国民はこのような患者に心から同情の念を抱き、移植手術が受けられるようにと願っている。彼らが海外に出て行かざるをえない背景には、我が国における非現実的な、医療現場の実情を省みない厳しい法規制がある。この点にも是非目を向けてもらいたいものだ。

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